注文住宅を建てる際に、どんな床材が良いのか夫婦で話し合いました。やはり床は家の中でもかなり重要だと思ったので、ネットで調べたり本を買って読んでみたり。いわゆるカタログ本なども見ました。でも、注文住宅の床材を選ぶ際に一番役立ったのは、実はモデルハウスだったんです。

実際にその空間に足を踏み入れてみないとわからないことはたくさんあります。そのため注文住宅のモデルハウスをいくつか見て回る中で、私たちは床に触れることを重視していました。玄関に入った瞬間、足元にどんな感覚があるのか。スリッパを脱いだ時、素足に何が伝わるのか。こればかりは、カタログには書いていません。

ある注文住宅のモデルハウスでは、無垢材のフローリングが使われていました。見た目も美しく、なんとも言えない温もりがありました。けれど歩いてみると、足音が思ったよりも響いて、少しの衝撃でも表面がへこみやすいと説明を受けました。その一方で、別の注文住宅のモデルハウスでは突き板タイプの床材が使われていて、こちらは見た目に遜色はないのに、表面は傷に強く、お手入れがとても楽。日々の掃除のことや、子どもやペットがいる生活を想像したときに、かなり悩むことになりました。

注文住宅のモデルハウスでは、展示担当の方のリアルな話もとても参考になります。注文住宅を建てたお客さんの中には、最初に高価な床材を選んでも、実際に生活が始まってから後悔する方も少なくないという話を聞かせていただきました。逆に、シンプルな床材を選びつつも、ラグや家具、照明との組み合わせでおしゃれに見せている例もたくさんあると聞いて、まさに目からウロコ状態。「せっかくの注文住宅だからと床だけに完璧を求めすぎなくてもいいのかもしれない」と肩の力が抜けた気がしました。

注文住宅を考えている方がいれば、ぜひいろいろなモデルハウスを巡って、実際にその床を歩いてみてほしいと思います。そこに立ってみて、何を感じるか。直感って意外と大事です。私たちも、理屈よりも「この床、好きかも」という感覚を大切にして、結果的にそれを注文住宅に取り入れてみて大正解でした。今では、家の中を歩くたびに「あの時、この床に決めてよかったね」と話すくらい、満足しています。

投稿者 days