注文住宅の床材の選び方について

注文住宅など家づくりにおいて最も重要なひとつが建物の床を仕上げる材料「床材」です。毎日の快適な生活に欠かせられない材料なのである意味で外観や間取り以上に大切とされ、注文住宅なら家族のライススタイルや快適性や掃除のしやすさなどを考慮してこだわりの「床材」を選びたくなるものです。

「床材」は主にリビングや寝室などの「部屋用」、そしてトイレや台所や洗面所などの「水回り用」の2種類に分けられます。具体的には「部屋用」はフローリング・コルク・畳・カーペット、「水回り用」はクッションフロア・タイル・防水対応フローリングといった種類があり、それぞれの違いについて解説をさせていただきます。

まずは「部屋用」のフローリングはヒノキやスギなどの天然木を使い自然の風合いや経年劣化も趣が感じられる「無垢フローリング」、合板と表面材を使い手入れがしやすい「複合フローリング」があります。天然木は材料が高いので「無垢フローリング」のコストが嵩みますが、注文住宅なら考慮しても良いのではないでしょうか。

コルクはコルク素材を使うことで弾力性と防音性も優れているので小さなお子さんの「子供部屋」で用いられる事が多くなります。また材料費も「無垢フローリング」よりは安く抑えられるので、注文住宅にも適しています。

畳はイ草を使った伝統的な和室の床材となり、調湿や断熱で効果が優れているとして近年は見直されて再び人気が高まっています。洋風の注文住宅でも縁なし畳を用いて現代らしいおしゃれな和室を敢えて設けるケースも増えています。

カーペットは素材や種類が豊富で保湿なども優れているので「床材」として寝室から子供部屋で用いられています。安いカーペットを使えば費用も抑えられ注文住宅でも好まれていますが、ダニや埃が溜まりやすくなる点には注意が必要となります。

次にトイレなどの「水回り用」のクッションフロアはビニール製で防水や耐久性高さなどで優れ、最も定番となっています。ですから注文住宅でもリビングなどにはお金を掛けるが、トイレなどはシンプルで普通にしたいならクッションフロアがおすすめではないでしょうか。

そして他にも塩化ビニルの「フロアタイル」、焼き物素材の「タイル」、特殊加工の「防水対応フローリング」といった種類もあります。特に注文住宅で水回りも気にするなら「防水対応フローリング」は天然木を使い高級感があり高性能も可能ですが、その分でコストは高くなります。

以上が注文住宅など家づくりにおける「床材」の解説となりました。注文住宅で使われる床材は様々な種類がありどれも一長一短ですが、ショールームで実際に床の感触を確かめるなどをして、ご自身やご家族が快適に暮らせる「床材」を選びましょう。

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